正しい鉛筆の持ち方をした方が良いと思っても、実際に身につけるのはなかなか難しいですよね。
教室の生徒さんの中でも、はじめから正しい持ち方をしている子は今まで一人しかいませんでした。
またインターネットで正しい持ち方のサポートグッズを検索してみると、その商品の紹介写真の持ち方が間違っていることが多く驚きます。
さらには全国の書道教室の先生が集まった時にも、正しい持ち方の先生が意外と少なかったこともありました(!)
私自身も小学生の時6年間書道教室に通っていましたが、持ち方に癖があるまま大人になりました。書道教室を開く時になって正しい持ち方に直したので、身につける難しさがとてもよくわかります。
今の持ち方でも不自由していないし、書道教室の先生でもそうなんだったらこのままでも別にいいかも…と思いますよね。
実際に正しい持ち方でなくてもある程度きれいな字を書くことはできます。ではどうして「正しい」と言われる持ち方があるのでしょうか?
それは、確実に美しい線を書くことができ、格段にきれいな字を書くことができるからです。
私も持ち方を直す前どうしても手本のように書けずに悩み、原因が持ち方にあることに気づきました。正しい持ち方を身につけた時には自分の書く線の変化に驚き、正しい持ち方の効果を実感しました。
教室でも「もっときれいな字を書きたい!」と目的を持った生徒たちが正しい持ち方にチャレンジしています。
正しい鉛筆の持ち方を身につけるとこんなメリットがあります
①きれいな線を書くことができる=きれいな字になる
・指先で鉛筆を繊細にコントロールすることができ、多様な線や強弱をつけて思い通りに書くことができます。特にたての線をまっすぐ書けるようになります。線を書く方法をこの下で紹介しています。
②余計な力が必要なく、手が疲れにくい
・クセのある持ち方は手の力が鉛筆に伝わる時に過不足が生じています。正しい持ち方では手の力を鉛筆にそのまま伝えることができるので余計な力が必要なく疲れずたくさん書くことができるようになります。
③鉛筆を持つ手の姿がきれい
・これも副産物ですが大きなポイントです。身につけている人が少ない中で、正しい持ち方はとても美しく目立ちます。正しい鉛筆の持ち方を身につけることで、品の良い印象を得ることにもつながります。
3つの角度から持ち方をチェックしてみましょう!
机に鉛筆を置いて、こんな流れで持ってみると正しい持ち方ができます。
正しい持ち方を知ることができたら、ここからは身につける練習です。
身につけている人が少ないということは、正しい持ち方の難しさが一つの要因としてあるかもしれません。指先の力が必要になるので身につくまである程度の練習が必要になります。特に手が小さく指先の力も成長途中の小さなお子さんが身につけるには難しい場合があります。その場合は持ち方サポーターの力を借りるのも良いかもしれません。
最初に練習するのは「線」!
正しい持ち方を身につける失敗例としてよくあるのが「正しい持ち方だとうまく書けない」と感じて練習をやめてしまうケースです。手が正しい持ち方に慣れていないので指先の力をうまく使えずに鉛筆がグラグラ、いつもより変な字になってしまうと嫌になってしまいますよね。
正しい持ち方の練習を始めるときは、まずは「字」ではなく「線」を書くことに慣れることから始めましょう。字の練習はその次です。
まずは色々な線をたくさん書いてみましょう。手が正しい持ち方に慣れることが一番大切です。
次はよこ線とたて線の書き方を練習しましょう。
自分の親指と人差し指がまっすぐ線を書くために支えるハンドルの役目と、鉛筆を動かすアクセルの役目になるイメージです。しっかりと指先に意識を向けて書いてみてください。
線は字の大切な土台です。よこ線とたて線をまっすぐ書けるようになったら字を書く練習に進んでみましょう。
きっと今までよりも鉛筆を思い通りにコントロールすることができ、一皮剥けた明るい印象の字を書けるようになると思います。
正しい鉛筆の持ち方は一朝一夕では身につきません。気づくと癖のある持ち方に戻ってしまうこともあると思いますがそれでも大丈夫です。気持ちを長く持って正しい持ち方の回数や時間を増やしていきましょう。段々と正しい持ち方のメリットが癖に勝る時が来るはずです。
正しい鉛筆の持ち方は身につくといいことばかりなので、ぜひ皆さんにも取り組んでいただきたいと思います。
_____________________
「書道教室の先生が書いたお手本 × 3つのポイント」で一生もののきれいな書き方が身につく!
お子さんの自信につながるひらがな練習、お家で始めてみませんか?
↓ ↓ ↓
_____________________
【香墨(かすみ)書道教室】
自分の字が宝物になる!東京都大田区の書道教室。
お稽古は月1回〜、書道用品は貸し出しで手ぶらで通うことができるので、忙しくても続けられると地域の小・中学生に人気です。
(公財)日本武道館に教室登録し、学習指導要領に沿ったクセのないきれいな字の書き方を学ぶことができます。
【講師プロフィール】
川鍋 薫 Kawanabe kaoru
1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。
夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。
書道との出会いは小学生の時。
両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り
大人になってからも書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。
夫と結婚して今後の生き方について考えた時、
「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」
「自分の得意なことを活かして働きたい」と思い、書道教室を開くという夢を持ちます。
そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。
その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。
10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て
2018年 自宅で香墨(かすみ)書道教室を開塾します。
子どものお友達から口コミが広がり、これまで150人以上の生徒を指導しています。
「ここに来ると落ち着く」「習い事の中でお習字が一番好き」と言ってくれる子も多く、
手ぶらで通えること、お稽古の回数が月一回から選べることも好評で
「通いやすい」「他の習い事が忙しくても続けられる」と最近は中学生・高校生の生徒も増えています。
2022年 「左利きに優しい書道教室」として日テレZip!で紹介されました。
この先、日常で字を書く機会はますます減り、もしかしたら字をきれいに書く必要はなくなるかもしれません。
ですが、ゆっくりと自分の字と向き合い、
小さな上達を一つ一つ積み重ねる時間は
将来にわたって子どもを支える自信を育てることだと思っています。
最近では、小学校のサマースクール、書き初め授業の指導、オンライン学童の講師など依頼をいただくことも増え
親子体験教室・硬筆オンラインレッスン・出張教室(武蔵小杉)などイベントも定期的に開催しています。