大田区にある香墨(かすみ)書道教室です。今月から、教室でも新しい一年が始まっています。
「字はその人の内面が表れる」とよく言われます。
新しい学年が始まるこの時期、ふっと字が変わる子がいます。
どこか落ち着いたり、スッと整ったり。
心や気持ちの成長が、そのまま字に表れているように感じる瞬間です。
今月は、そんな生徒たちの作品を紹介したいと思います。
2年生の最初は、カタカナの課題に取り組みます。
小学校の授業では駆け足で終わってしまう印象のカタカナ、意外と上手に書けないと感じている高学年の子も多いようです。
カタカナを書くときのポイントは、「止め」「ハネ」「はらい」の線をしっかり書くこと。今回の『カニ』もそうです。
もう1年以上書道を続けている子も、始めてから数ヶ月の子も、みんな「ハネ」や「はらい」をきれいに書こうと意識して頑張っていました。
3年生は、小学校で書写の授業が始まる学年です。月刊誌では、書写の基本を練習できる漢字の課題が続きます。
今回の『王』は、基本の直線をきれいに書くことや、横線と横線の間隔や、左右の長さを同じに合わせることを意識して取り組みました。
書道を始めて1年以上、長い子は4年目になる4年生。課題もだいぶ難しくなってきました。
今回の「春」は、書道でもよく書く文字のひとつです。
いろいろな要素が入っていて、どこか一つだけではなく、全体のバランスを取るのが難しい字です。
みんな「むずかしい〜」と唸りながら、頑張って取り組んでいました。
でも実は書道は、さらっと上手に書けたときよりも、「うまくいかない」と感じながら向き合っているときにこそ力が伸びているものです。
上達していく過程でどうしても通る大切な時間なので、見守りながら応援していきたいと思います。
高学年になると、お手本を見て「ここはこうしたほうが良い」と自分で考え、試行錯誤できるようになってきます。
そのため、そこからは一人ひとりの課題に合わせて、最後のはらう線の書き方を見直したり、形のバランスを整えたり、半紙の中での文字の位置を調整したりと、それぞれに合ったアドバイスをしながら取り組んでいます。
のびのびとしっかりした線が目立っていていいですね。
小学校最終学年になりました。入学前から知っている子も多く、成長の速さに驚かされます。
今回は特に「女」の形をみんなで確認しました。自分が思っている形と、実は違う字は意外と多いのですが、「女」はその代表的な一文字です。
ポイントを意識しながら、形や線を丁寧に整えて書くことができました。
6年生になると、硬筆の課題でもマスから行で書く練習が始まります。1文字ずつ区切る書き方から、文章としてつなげて書く形に変わっていきます。
今年1年の上達が楽しみです。
中学生では、小学生で練習してきた線を一本ずつしっかり書く「楷書」から、流れや速さを重視した「行書」や、それにつながる「許容体」の書き方の練習に移ります。
これまでと違う書き方に戸惑いもあると思いますが、みんな楷書で培った基本があるので、すぐに慣れそうだなと感じました。
行書の書き方ができると、日常でも楽に字を書けるようになるので、ぜひ身につけてほしいと思います。
1年前の今頃は、初めての行書に戸惑っていたのが嘘のように書き慣れて上達した中学2年生です。
ただ上達している分、目も肥えるので、自分のできていない部分も目立って見えてしまうのが辛い時期かもしれません。
何事もそうだと思いますが、たとえどんなに環境が整っていて、手助けがあったとしても「結局は自分でやるしかない」というのが書道の厳しいところだなと感じています。
でも同時にそこが楽しいところでもあるので、一緒にいろんな時間を積み重ねていきたいなと思います。
中学3年生になった二人は、練習枚数もずっとトップクラス。書道の厳しさと楽しさを両方感じながら、自己研鑽を継続する域に入っているなと感じています。おそらくもう毎月の検定結果もあまり気にしていないのでは・・。とても良いなと静かに見守っています。
最初は小学生だけの教室でしたが、年々大人の生徒さんも増えて嬉しい限りです。
小学生〜中学生、各学年の好きな課題を選んで取り組んでもらっていますが、選ぶ課題にも皆さんの性格や好みが現れていて面白いと思っています。
改めて取り組むと、小学生の課題も意外に難しかったり、新たな発見があると思います。
大人になってから、何かが上達したり、できなかったことができるようになる経験ができるのも楽しいかなと思います。
以上、4月の生徒さんの作品紹介でした。
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【入会に関するお知らせ】
現在は定員が近づいているため、新規入会のお申し込みを一時休止しております。
再開する際にはまたホームページにてお知らせさせていただきます。
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【香墨(かすみ)書道教室】
自分の字が宝物になる!東京都大田区の書道教室。
お稽古は月1回〜、書道用品は貸し出しで手ぶらで通うことができるので、忙しくても続けられると地域の小・中学生に人気です。
(公財)日本武道館に教室登録し、学習指導要領に沿ったクセのないきれいな字の書き方を学ぶことができます。
【講師プロフィール】
川鍋 薫 Kawanabe kaoru
1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。
夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。
書道との出会いは小学生の時。
両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り
大人になってからも書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。
夫と結婚して今後の生き方について考えた時、
「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」
「自分の得意なことを活かして働きたい」と思い、書道教室を開くという夢を持ちます。
そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。
その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。
10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て
2018年 自宅で香墨(かすみ)書道教室を開塾します。
子どものお友達から口コミが広がり、これまで200人以上の生徒を指導しています。
「ここに来ると落ち着く」「習い事の中でお習字が一番好き」と言ってくれる子も多く、
手ぶらで通えること、お稽古の回数が月一回から選べることも好評で
「通いやすい」「他の習い事が忙しくても続けられる」と最近は中学生・高校生の生徒も増えています。
2022年 「左利きに優しい書道教室」として日テレZip!で紹介されました。
この先、日常で字を書く機会はますます減り、もしかしたら字をきれいに書く必要はなくなるかもしれません。
ですが、ゆっくりと自分の字と向き合い、
小さな上達を一つ一つ積み重ねる時間は
将来にわたって子どもを支える自信を育てることだと思っています。
最近では、小学校のサマースクール、書き初め授業の指導、オンライン学童の講師など依頼をいただくことも増え、親子体験教室・出張教室などイベントも定期的に開催しています。