お習字セット・筆のお手入れ方法

お習字セット・筆のお手入れ方法

小学3年生になると学校で書写の授業が始まります。
きっと授業で初めてお習字をする子も多いのではないでしょうか。
いつもの鉛筆やペンと違う道具を使って上手に書けるかドキドキしているかもしれません。
でも柔らかい毛筆で書く文字は、線の太さを自由に変えることができたり、ジャンプするようにはねたり、流れるようにカーブしたり、とっても楽しいです。

毛筆で書く楽しさを感じるために、良い状態の道具を使うことも大切です。
いざ書こうと思ったら、お習字セットから出てきたのは洗うのを忘れてカチカチに固まった毛筆…こんな経験皆さんにも一度はあるのではないでしょうか。

今日は学校のお習字セットのお手入れ方法についてまとめてみました。

ぜひしっかりお手入れして、楽しい書写の時間を過ごしてくださいね。


■授業が終わった後、セットにしまう前にすること

・大筆
筆についた余分な墨汁を拭き取ります。書き損じの半紙で拭くのが良いと思います。
この時に筆の穂先を整えるようにしましょう。

筆巻きにしまいます。


※キャップについて
使用後専用のキャップがある場合はつけてから筆巻きへ
新品の筆についているキャップは筆を痛める原因になるので付けません。


キャップ以外にラップを筆に巻いて持ち帰るのも良いです。筆が乾きにくく痛みにくくなります。


・小筆
大筆と同じように、筆についた余分な墨汁を半紙等で拭き取ります。
小筆は毛先が命です。大筆よりも特に丁寧に、毛先を優しく扱うようにしましょう。

筆巻きにしまいます。この時、隣の大筆の墨汁が小筆につかないよう注意しましょう。


・硯(すずり)
書き損じの半紙や雑巾で余分な墨汁を拭き取りましょう。


■お家に持ち帰ってからのお手入れ

・大筆

水かぬるま湯で墨汁を洗い流します。
毛の根元がノリで固まっている場合は固まった部分には水をつけず、固まっていない先の部分を洗うようにします。使って洗うたびに段々とノリが取れてほぐれてくると思いますが、全てほぐれてしまっても問題なく使えます。

しばらく水につけておくと毛の内側の墨汁も取れやすくなります。

指で毛先をまとめて整えながら水分を落とします。

持つ部分の軸も布で拭くか、水洗いしてきれいにします。

自然乾燥でよく乾かしてからしまいましょう。完全に乾くまで2日くらいかかります。
風通しの良い場所でつるすのが良いですが、寝かせて乾かしても大丈夫です。


■小筆
紙(書き損じの半紙やキッチンペーパー)を水に濡らします。

小筆を寝かせて、紙に線を書くように毛先の墨汁を拭き取ります。

毛を逆立てず、特に毛先を丁寧に扱うようにしましょう。

軸の部分もきれいにします。

自然乾燥で乾かしてからしまいましょう。


小筆を洗って糊が取れてしまった場合は、この方法もお勧めです。


■硯(すずり)

石で作られた硯の場合は水洗いせず、紙や布で墨汁を拭き取っておしまいです。
学校のお習字セットの硯はほとんどがプラスチック製です。プラスチック製の場合はスポンジ等で水洗いして大丈夫です。


自然乾燥で乾かしてからしまいましょう。


書写の授業があった時は、その日のうちにお手入れをするようにしましょう。
お手入れをすることで道具の良い状態が長持ちします。

毛筆は消耗品のため、墨汁をつけたときに毛がチューリップのように分かれてしまうようになったら新しいものに交換すると良いと思います。


環境や道具を整えることは、楽しむことや上達するためにとても大切です。はじめは大人の方と一緒に、そして段々お子さん自身で書く環境を整えることができるようになると良いですね。


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川鍋 薫  Kawanabe kaoru

1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。

夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。

書道との出会いは小学生の時。

両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り

大人になってからも書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。

夫と結婚して今後の生き方について考えた時、

「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」

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そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。

その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。

10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て

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