6年生から習字を始めた男の子の話

こんにちは。香墨書道教室の川鍋薫です。

今週雨の中「期末テストが終わった~」と中学生の男の子がお稽古に来てくれました。

彼がうちの教室で書道を始めたのは小学校6年生の時。比較的遅めのスタートでした。


お習字というと、◯級、◯段という級制度のイメージがありますよね。

うちの教室でも(公財)日本武道館の級制度を活用していて、

新しい月刊誌が届くと、みんなまず検定の結果のページを開いて
「受かったー!」「ダメだった~」と一喜一憂しています。


そんな中、この中学生の彼は

「級の検定は受けない」ことを選択した生徒の一人です。


お習字の級が何のためにあるかと言うと、

「上達を可視化して実感しやすくするため」だと思っています。

継続して取り組んでいれば必ずみんなどこか上達しているのですが、

自分だけではその上達を実感することが意外と難しいんですね。


そこで、級の出番です。

「10級から9級に上がった!」と変化が目に見えたり

「1級になった!」と目標にしていた数字に辿り着くことを通して

上達を実感しやすくなるわけです。


これは多くの人にとって効果があってモチベーションにつながる仕組みです。


でも、あくまで

「上達を実感する」という目的のための「仕組み」なので

その仕組みがなくても自分の上達を実感できる場合には必要のないもの。

級自体が目的ではないんですね。


彼はこの日もいつも通り、

毎月1・1時間のお稽古の中で、小1~小6の課題全てに一通り取り組んでいました。

通り過ぎてきた低学年の課題で学べる基礎を一つ一つ身につけながら、

自分が納得できる字になるまで繰り返し書く時間。


そこには「◯級」と言うわかりやすい目安はないけれど、

本人が「自分の納得」と言うより確かな上達の実感を持って

本質的な練習をしているといつも感心しています。


「次の一枚でうまく書けるかもしれない、って分かってるから諦められないんだよな~」と、時間目一杯まで頑張っていました。


以前彼のお母さんが「書道から帰ってくるとスッキリした顔をしてるんです。」と仰っていて、

こんな時書道教室をしていて良かったなと思います。


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【香墨(かすみ)書道教室】

自分の字が宝物になる!東京都大田区の書道教室。

お稽古は月1回〜、書道用品は貸し出しで手ぶらで通うことができるので、忙しくても続けられると地域の小・中学生に人気です。

(公財)日本武道館に教室登録し、学習指導要領に沿ったクセのないきれいな字の書き方を学ぶことができます。

【講師プロフィール】

川鍋 薫  Kawanabe kaoru

1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。

夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。

書道との出会いは小学生の時。

両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り

大人になってからも書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。

夫と結婚して今後の生き方について考えた時、

「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」

「自分の得意なことを活かして働きたい」と思い、書道教室を開くという夢を持ちます。

そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。

その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。

10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て

2018年 自宅で香墨(かすみ)書道教室を開塾します。

子どものお友達から口コミが広がり、これまで150人以上の生徒を指導しています。

「ここに来ると落ち着く」「習い事の中でお習字が一番好き」と言ってくれる子も多く、

手ぶらで通えること、お稽古の回数が月一回から選べることも好評で

「通いやすい」「他の習い事が忙しくても続けられる」と最近は中学生・高校生の生徒も増えています。

2022年 「左利きに優しい書道教室」として日テレZip!で紹介されました。

この先、日常で字を書く機会はますます減り、もしかしたら字をきれいに書く必要はなくなるかもしれません。

ですが、ゆっくりと自分の字と向き合い、

小さな上達を一つ一つ積み重ねる時間は

将来にわたって子どもを支える自信を育てることだと思っています。

最近では、小学校のサマースクール、書き初め授業の指導、オンライン学童の講師など依頼をいただくことも増え

親子体験教室・硬筆オンラインレッスン・出張教室(武蔵小杉)などイベントも定期的に開催しています。