大人の自己肯定感の話

大人の自己肯定感の話

例えば、家族旅行でホテルでチェックインする時

用紙を差し出され
「こちらにご住所お名前をご記入ください」と言われて

ボールペンを手に取って、
久しぶりに書いた自分の字を見て

皆さんはどんな気持ちになりそうですか?


もし自分の字にコンプレックスがあると
「私の字ってやっぱり汚いなぁ。嫌だなぁ」と思う方もいますよね。

「人前で字を書くのが恥ずかしい」という悩みを大人の方からよく聞きます。

「フロントの人にも汚い字の人だと思われているかも」なんて想像がふくらんだりしませんか?


そして

「子どもにはこんな思いをしてほしくない。字はきれいに書けるようになってほしい」

と自分のコンプレックスが
無意識に子どもへの思いにつながっていたりします。



私もこの冬、家族でスキー旅行に行った時にチェックインで記名をした時に
自分で「ひどい字だなー」と思いました。

けれど私がその次に思ったのは

「ホテルの備え付けのボールペンって本当に書きづらいよね」

でした。


曲がりなりにも書道教室で字を教えている身なので

その場の字がひどかったとしても
それが自分自身へのダメ出しにはつながりません。

フロントの人がもしその字を見て「汚いな」と思っていたとしても
実際の自分とは関係ない。


だから自分の子どもの字が上手ではなくても
(実際に上手な方ではありませんw)

それがその子自身の価値を下げるとは全く思っていないんです。

字の良し悪し ≠ 人の価値


教室のお稽古で生徒さんと過ごす時間で大切にしているのも

「自分の字を好きになること。自分でOKと思えること」です。


字を学ぶ目的は
きれいなお手本と同じ字を書くことでもないし、

人からきれいだと認められることでもない。

自分が自分にOKと思えることです。

先生、そんなこと言ったらうちの子は
「もうこれでOK〜だから終わり〜」って練習しません!
と思う方もいるかもしれませんがw


字は自分の分身のようなもの。


じっくり向き合えて上達する環境が揃っていると

「嘘のOK」は自分に出せなくなります。


これは書道教室5年目で約100人の生徒さんを見てきて
確かに言えることです^^


「自分が自分にOKと思えること」

この一生ものの宝物を、字を書くことを通して
一人ひとりの中に育てていってほしいと思っています。



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