習字といえば、「◯級」「◯段」と言った昇級制度が思い浮かびますね。
私も習字を習っていた小学生の頃、自分の級が上がっていることを確認すると、心の中でガッツポーズをしていたことを覚えています。
私の教室でも、公益財団法人日本武道館の書道検定を受けることができます。
でも検定を「受ける」か「受けない」かは、生徒さんに自由に選んでもらっています。
このブログでは、それぞれのメリットとお稽古の実例を紹介したいと思います!
検定を受けることのメリットは、
- 合格という結果が自信になる
- 実力を客観的に知る機会になる
- 昇級・昇段がモチベーションになる
という点があります。教室では8割の子が検定を受けています。
検定を受ける場合、毎月作品を提出するために「自分の一番良い作品を選ぶ」という作業をするため、自然と自分の書いた字を見直す機会ができます。
見直しながら書き進めていくことで、自分の字が変化する様子を実感できるのも良い点だと思います。
【今月の小3男の子の例】
①墨がにじんで垂れてしまっています。次はもう少し筆の墨を落とすように一緒に確認。
↓
②さっきよりにじみが減りました。でも時間が経つとじわじわ広がってきたので、筆先が尖るようにもう少し墨を落とすように伝えます。
↓
③やった!線の先が尖ってきれいに書けました👏✨
こんな風に、一枚書いて、見直して、次また書く、という繰り返しで字が変化してきます。
最後一番良い作品に小筆で名前を書き入れて提出します。検定を受けると、必ず小筆の練習をする機会ができるのも良いですね。
そして2ヶ月後、検定の結果が載るのがこの月刊誌。教室に来るとまず最初にこの結果を確認する子も多いです。
検定結果のページ。ズラーッと並んだ全国の子どもたちの名前。マーカーをひいているのはうちの教室の生徒です。名前の上に丸がついていると合格!
優秀作品に選ばれると写真で掲載されます。これを目標にしている子も多いです。
一方で、検定を受けずに学んでいる子もいます。 この場合は基本的に、お稽古で何を書くか、どんな練習をするかその子が自由に決めるようになります。
たとえば、この春小学3年生になった生徒さんは、小学1年生の頃から毎回小1〜小6までのすべての学年の課題に取り組んでいます。
高学年の課題ではまだ習っていない漢字もありますが、色々な課題に取り組むからこそ得られる学びの深まりがあります。
検定を受けていること同じように、一つ一つの課題でも書いて見直し、納得いくまで練習しています。
検定を受けないことのメリットは:
- 自分のペースでのびのび取り組める
- 学年にとらわれず、自由に課題を選べる
- 比較やプレッシャーから離れて、自分の表現に集中できる
という点にあります。
もう一人、高校生になってから初めて書道を習った生徒さんも、検定は受けずに毎回小1の課題から取り組み始めました。
最初は筆使いや字形を整えるという基本にも苦戦していましたが、1年続けると小学生の楷書の書き方をマスターし、今は行書と自分の名前の練習に取り組んでいます。
今月は久しぶりに楷書の課題を選んで、以前苦戦していたことが簡単にできるようになっていることを実感できていたようです👏✨
これも検定を受けないからこそ出来たことだと感じています。
「1級になるまで頑張りたい」「友達より先に合格したい」「しばらくは自分のペースでのんびり取り組みたい」――いろんな気持ちに合わせて、
子どもたち自身が自分に合う学び方を選べるのが教室の特徴の一つです。
途中で「やっぱり検定に挑戦してみたい」と思って始めた子もいれば、「しばらくは受けずに、自分のペースで楽しみたい」と選ぶ子もいます。
どちらを選んでも、ちゃんと力は育っていくと今までの生徒たちを見て実感しています。
書道でまず大切なのは、自分が心地よい気持ちで取り組むことです。
そのために、それぞれの子のリズムや気持ちを大切にしながら、これからも見守っていきたいと思います。
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【香墨(かすみ)書道教室】
自分の字が宝物になる!東京都大田区の書道教室。
お稽古は月1回〜、書道用品は貸し出しで手ぶらで通うことができるので、忙しくても続けられると地域の小・中学生に人気です。
(公財)日本武道館に教室登録し、学習指導要領に沿ったクセのないきれいな字の書き方を学ぶことができます。
【講師プロフィール】
川鍋 薫 Kawanabe kaoru
1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。
夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。
書道との出会いは小学生の時。
両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り
大人になってからも書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。
夫と結婚して今後の生き方について考えた時、
「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」
「自分の得意なことを活かして働きたい」と思い、書道教室を開くという夢を持ちます。
そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。
その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。
10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て
2018年 自宅で香墨(かすみ)書道教室を開塾します。
子どものお友達から口コミが広がり、これまで150人以上の生徒を指導しています。
「ここに来ると落ち着く」「習い事の中でお習字が一番好き」と言ってくれる子も多く、
手ぶらで通えること、お稽古の回数が月一回から選べることも好評で
「通いやすい」「他の習い事が忙しくても続けられる」と最近は中学生・高校生の生徒も増えています。
2022年 「左利きに優しい書道教室」として日テレZip!で紹介されました。
この先、日常で字を書く機会はますます減り、もしかしたら字をきれいに書く必要はなくなるかもしれません。
ですが、ゆっくりと自分の字と向き合い、
小さな上達を一つ一つ積み重ねる時間は
将来にわたって子どもを支える自信を育てることだと思っています。
最近では、小学校のサマースクール、書き初め授業の指導、オンライン学童の講師など依頼をいただくことも増え
親子体験教室・硬筆オンラインレッスン・出張教室(武蔵小杉)などイベントも定期的に開催しています。