子どもの意見を聞きたい時はババ抜きではなく七並べで

こんにちは。香墨書道教室の川鍋薫です。

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子どもの意見を聞きたい時は、ババ抜きではなく七並べで

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以前、オンライン親子講座に参加してくれたママと「中学受験」の話になったんです。

小2のお子さんがいて、ママは受験のための塾のリサーチをしたり、

「受験したい?受験しないで学区の公立校に行きたい?」

と本人に聞いているけど

なかなか本人から意見が聞けなくてどうしたものか、という話でした。


無理に勧めたいわけじゃない。本人の意思を尊重したい。

と思って子どもに意見を聞いても、思ったように答えが返ってこないとモヤモヤすることも多いですよね。


こんな時は、「トランプのババ抜きみたいに意見を聞いてないか?」チェックしてみるといいかもしれません。


例えば今回の話だと、

ママが「受験する」というカードと「学区の公立校に行く」という2枚のカードを手にもって

子どもに「どっちのカードを取る?」と意見を聞いている感じですね。


それをババ抜きのジェスチャーをしながら伝えてみると、すごくびっくりした顔で

ほんとにババ抜きみたいで、もし自分がされたら怖くてどちらも選べないと思いました。

しかも、受験のカードをより前に出して選ばせようとしていて

そのくせに「選択権は子どもにある」風にしてました。

という話をされてました。


私自身も、ずっと子どもたちに対してババ抜きで意見を聞いてきて、
自分が選んでほしいカードを前に出して、
そのくせ「ちゃんと子どもに選ばせている」と思っていました。

でも長男が思春期になって、それまでのやり方ではどうにもならなくなって、やっと何か違うと気づくことができました。


ではどうしたらいいか?と言うと、

ババ抜きで選択肢を提示するのではなく、七並べみたいに

「私はあなたに受験してほしいと思ってる」と言うカードをテーブルに1枚置くんです。


普段生活していると選択や行動を決める話ばかりになってしまって、

意外と「お母さんは〜〜思ってる」という言い方をしてないことって多いですよね。


でも、相手の思いを聞きたいなら、まずは自分の思いを見せないとですよね。

「お母さんはあなたに受験してほしいと思ってるんだ」

「でも強制したくないとも思ってる」

「休日今まで通り家族でいろんなところに出掛けたいし」

「学区の学校は荒れてると聞いて心配してる」

「受験の塾をいくつか調べて、ここが良さそうだなと思ってる」


こんな風に、家族の空間というテーブルに自分の思っているカードを置いていけると、

子どももきっと自分の思っているカードを出しやすくなりますよね。


そしてそこからやっと、一緒に「どうする?」と選択や行動の話し合いがスタートできるんじゃないかなと思っています。


「私もババ抜きしてたかも!」という方がいたら、ぜひ、七並べで自分の思いのカードをテーブルに1枚置いてみてくださいね。



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【香墨(かすみ)書道教室】

自分の字が宝物になる!東京都大田区の書道教室。

お稽古は月1回〜、書道用品は貸し出しで手ぶらで通うことができるので、忙しくても続けられると地域の小・中学生に人気です。

(公財)日本武道館に教室登録し、学習指導要領に沿ったクセのないきれいな字の書き方を学ぶことができます。

【講師プロフィール】

川鍋 薫  Kawanabe kaoru

1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。

夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。

書道との出会いは小学生の時。

両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り

大人になってからも書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。

夫と結婚して今後の生き方について考えた時、

「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」

「自分の得意なことを活かして働きたい」と思い、書道教室を開くという夢を持ちます。

そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。

その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。

10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て

2018年 自宅で香墨(かすみ)書道教室を開塾します。

子どものお友達から口コミが広がり、これまで150人以上の生徒を指導しています。

「ここに来ると落ち着く」「習い事の中でお習字が一番好き」と言ってくれる子も多く、

手ぶらで通えること、お稽古の回数が月一回から選べることも好評で

「通いやすい」「他の習い事が忙しくても続けられる」と最近は中学生・高校生の生徒も増えています。

2022年 「左利きに優しい書道教室」として日テレZip!で紹介されました。

この先、日常で字を書く機会はますます減り、もしかしたら字をきれいに書く必要はなくなるかもしれません。

ですが、ゆっくりと自分の字と向き合い、

小さな上達を一つ一つ積み重ねる時間は

将来にわたって子どもを支える自信を育てることだと思っています。

最近では、小学校のサマースクール、書き初め授業の指導、オンライン学童の講師など依頼をいただくことも増え

親子体験教室・硬筆オンラインレッスン・出張教室(武蔵小杉)などイベントも定期的に開催しています。