鬼滅の刃、映画公開を明日に控え大人気ですね。
教室の小学生・幼稚園の生徒にもファンが多く
マスク、キーホルダー、髪飾り、自慢のグッズを見せてくれたりします。
中にはプラ板にキャラクターを描いたオリジナルキーホルダーを持つ強者も!
(超絶的に上手な絵でみんなから称賛の嵐でした。)
先日のお稽古で、課題を仕上げた4年生の女の子が毛筆で楽しそうに何かを書き始めました。
カタカナで「カ ナ ヲ」
今までの練習が実を結び急激に上達している生徒の一人で、美しい払いが光るのびのびとしたとても良い字でした。
聞いてみると、それは鬼滅の刃の登場人物の名前でした。
「好きな物を書く」というのはとても大事なことだと思います。
その時、その文字はただの記号ではなく
自分の手から筆を伝わって、紙の上に表れた想いです。
その想いは、文字を見た人にも伝わります。
文字を書くということの本質を体現してくれた、嬉しい瞬間でした。
NHKのテレビ番組「奇跡のレッスン」という番組をご存知でしょうか?
シリーズ化されているのでご覧になったことのある方もいらっしゃるかと思います。
世界のトップアスリートや芸術家を輩出する指導者が、日本の少年少女たちに1週間指導・特訓を行うドキュメンタリーで私も好きな番組です。
筆作りで有名な広島県熊野の中学校書道部員へレッスンを行なった書道編で
中国人の高名な書家 熊峰(ゆうほう)さんが
「自分の心を確かめ、表に出す。そして誰かを思い、強い気持ちを届ける。
私たちは(人は)そのために書を書いてきたのです。」
とおっしゃっていたことを今回のことで思い出し、もう一度見返しました。
レッスンを受けた生徒たち自身の成長と字の変化が素晴らしく、何度見ても感動で涙ぐんでしまうほど。
我が家のレコーダーで永久保存版となっています。
私もその子の真似をして、毛筆で鬼滅の刃の登場人物の名前を書く動画をInstagramに載せたところ「子どもが見てます」というコメントをいただいたり、教室の生徒が「帰ったらお母さんのスマホで見せてもらう!」と喜んでもらうことができました。
書道教室の大切な仕事は、お稽古で字の書き方を教えるだけではないんですね。
手書きの字そのものの美しさや躍動感、字を書く人の姿をかっこいい、と感じる価値観を持ってもらうことと大切な役割だと再確認することができました。
技術だけでなく、書く心も一緒に育てたい。
微力ながら東京の小さな書道教室でも次の世代に書道の本質を伝える努力を続けています。
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