こんにちは。香墨書道教室の川鍋薫です。
今日は、北海道真狩町の温泉で出会った100歳のおばあちゃんの話の続きです^^
この温泉に行くまでの経緯はこちら↓
羊蹄山が目の前にある露天風呂に浸かっていると、
100歳のおばあちゃんと、その友達
そして観光客の80歳の女性が入ってきました。
私は端っこで目を瞑っていると、
あなた若いわね。いくつ?
80です
あらー若い。もう20年も前だよ。
えっ、100歳ですか!?
そうだよー。3日前に内閣総理大臣から表彰状と金杯をもらって町内でお祝いしたんだ。
えぇー、とても100歳には見えないですねー!お若い!
と言う会話が聞こえてきて、100歳!?とつい話の輪の中に入ってしまいました。^^
ほんの短い時間でしたが、人生の大先輩から
大事なことを教えてもらえた気がしたのでシェアしたいと思います!
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100歳のおばあちゃんから教わった生きるコツ
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\その1『悲劇のヒロインにならない』/
100歳のおばあちゃんのあまりの若々しさに、80歳のおばあちゃんがいろいろ質問していました。
「旦那さんは?」「もう長いこと一人よ」
おばあちゃんの旦那さんは37歳の時に癌で亡くなってしまって、それから一人で働いて3人の子どもを育てたんだそうです。
「ほんとに苦労したよ」
こちらももうすぐ100歳というおばあちゃんの友達も「ほんとに苦労したねー」と相槌を打っていました。
自分に置き換えてみても苦労は想像に難くありません。
でもすぐに、
「でもね、このままじゃ私の人生なんなんだと思って。それからはもう遊んだねぇー」
と言う話に切り替わりました。
「うん、いっぱい遊びに行ったよねー」と友達。
(どこに遊びに行ったのか気になったけど聞けませんでした^^;)
一生悲劇のヒロインでいることの方が簡単かもしれないけど、そうはせずに自分の人生の舵を自分で切った人の顔は清々しいなと感じました。
\その2『起きること全てありがたい』/
「お孫さんは?」
「孫はわんさかいる。ありがたいことだよ。こないだ長男は亡くなったけどね」
(そうか、その年になると子どもが先に死んでしまうこともあるんだ・・)
「いろいろあるけど、何が起きても一切感謝だね。」
(えーーー!)
よく、今あるものに感謝しよう、とか
しない方がいい経験なんてない、という言葉を聞きますが、
やっぱり悲しい出来事に感謝するのは難しいし、
無理して「ありがたいと思わなきゃいけない」と自分に言い聞かせるのは違うと思うんですよね。
このおばあちゃんの「ありがたい」は
幸せでハッピー!神様ありがとうございます!って感じでもなく、
悲しいのに無理して強がってる感じでもなく、
清らかな仏様みたいな感じでもなく、
もう全部乗り越えてきたすごく人間味のある言い方でした。
こんな風に思えるまでには、
嬉しい時には喜んで、悲しい時には悲しんで
ちゃんとその時の感情を味わうことが大事なんじゃないかと思いました。
\その3「今目の前にあるものを見る」/
100歳のおばあちゃんと友達の会話を聞いていると、ほんとに「今目の前にあるもの」の話をしているな~と思いました。
露天風呂に浸かれば、
「今日のお湯はいつもよりちょっと熱いね」「ほんとだ。ちょっと熱いね」
「でもいいお湯だ」「いいお湯だね」
虫が浮いてるのを見つけると、
「あ、虫が浮いてるわ」「あらーほんとだ。羽が生えてるね」
観光客の人を見れば、
「あなた若いわね。いくつ?」「80ー若いわねー」
そして愚痴や文句は一度もありませんでした。
そんな二人を見て、
苦労したり、遊んだり、子どもが亡くなったり
いろんな経験をした過去もあって、
今どこかで暮らしているたくさんの子孫もいる。
でも自分の人生って、
目の前にあるものを感じる
この瞬間が全てなんだなぁと感じました。
一番最初に会話が聞こえてきた時は「80歳は若くないだろ」と思ったのですが、笑
話を聞いた後には本当に80歳の人がすごく若く見えてきて!
42歳の私なんてピチピチじゃん!人生まだまだだなぁ~とこれからが楽しみになりました。^^
今日はこんな、偶然出会った100歳のおばあちゃんの話のシェアでした。
ではまた〜
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【香墨(かすみ)書道教室】
自分の字が宝物になる!東京都大田区の書道教室。
お稽古は月1回〜、書道用品は貸し出しで手ぶらで通うことができるので、忙しくても続けられると地域の小・中学生に人気です。
(公財)日本武道館に教室登録し、学習指導要領に沿ったクセのないきれいな字の書き方を学ぶことができます。
【講師プロフィール】
川鍋 薫 Kawanabe kaoru
1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。
夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。
書道との出会いは小学生の時。
両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り
大人になってからも書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。
夫と結婚して今後の生き方について考えた時、
「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」
「自分の得意なことを活かして働きたい」と思い、書道教室を開くという夢を持ちます。
そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。
その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。
10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て
2018年 自宅で香墨(かすみ)書道教室を開塾します。
子どものお友達から口コミが広がり、これまで150人以上の生徒を指導しています。
「ここに来ると落ち着く」「習い事の中でお習字が一番好き」と言ってくれる子も多く、
手ぶらで通えること、お稽古の回数が月一回から選べることも好評で
「通いやすい」「他の習い事が忙しくても続けられる」と最近は中学生・高校生の生徒も増えています。
2022年 「左利きに優しい書道教室」として日テレZip!で紹介されました。
この先、日常で字を書く機会はますます減り、もしかしたら字をきれいに書く必要はなくなるかもしれません。
ですが、ゆっくりと自分の字と向き合い、
小さな上達を一つ一つ積み重ねる時間は
将来にわたって子どもを支える自信を育てることだと思っています。
最近では、小学校のサマースクール、書き初め授業の指導、オンライン学童の講師など依頼をいただくことも増え
親子体験教室・硬筆オンラインレッスン・出張教室(武蔵小杉)などイベントも定期的に開催しています。