こんにちは。香墨書道教室の川鍋薫です。
今日は、私が書道師範免許を取得するため教室に通っていたときの話。
師範養成コース(2年間)の中で古典「蘭亭序」の全臨に取り組む、という課題がありました。
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蘭亭序(らんていのじょ)は、中国のとても有名な作品で、書道に携わる人は一度はその書法を学ぶと言われています。
全臨とは、作品の全ての文字を真似て書くこと。
蘭亭序は全部で324文字の作品で、一枚書き終えるのに3~4時間かかります。
うちの書道教室の壁に飾ってある大きな作品がその時に書いたものです。
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師範コースの先生は「この課題が終われば書道教室を開いて大丈夫よ~」と言っていたのですが、
それを聞いた当時の私は「いやいや・・自分はまだまだ教室を開けるレベルじゃない」と思っていて
他の生徒さんとも「師範免許をもらったら、この上の「研究科コース」に進んで、もっと上達してからじゃないとね」と話していました。
・・・なんか、変じゃありません?w
自分の夢のために、労力と時間、お金も費やしてこんな専門的なことに取り組んで、
OKだよ~、と言われているのに自分はまだまだだだと踏みとどまるなんて。
このあと私は子育てに忙しいことと、金銭的にも難しく上のコースに進んで学ぶことは叶わなかったのですが、
今度は文科省後援の「書写技能検定」を受けようと思い始めます。
この検定は書道関連で唯一履歴書に記載できる資格で、この「1級」を取得すれば今度こそ胸を張って書道教室の先生になれる、と思ったんです。
終わりがありませんね~。w
結局必要だったのは、「師範免許」とか「書写技能検定1級」ではなくて「自分への許可」だったんですよね。
自分へ許可を出すための「自信」が欲しくて、その自信を持つために「外から認められる形」が欲しくて、私が「それがないとダメだ」と思っていただけなんです。
こんな感じで、私は自分への許可を出すために師範免許を取ってから10年もの歳月がかかりました。(長すぎるw w)
もちろん教える立場として自分の研鑽を積んでいくことは必要だけれども、
それと自分への許可は別物で、自分への許可と、実際に教室を開くときの条件も、また別物なんですよね。
なんの世界でもそうだと思うけど、書道も上達するほどまた上が見えてくる世界。
あそこに到達したらOK、と思っていても実際そこに立ってみたらまだまだだと思うかもしれない。
完璧は一生来ないから、自信はない自分のまま震えながら進んでいくのが吉!と思っています。
その方が、きっと楽しいしね^^
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【香墨(かすみ)書道教室】
自分の字が宝物になる!東京都大田区の書道教室。
お稽古は月1回〜、書道用品は貸し出しで手ぶらで通うことができるので、忙しくても続けられると地域の小・中学生に人気です。
(公財)日本武道館に教室登録し、学習指導要領に沿ったクセのないきれいな字の書き方を学ぶことができます。
【講師プロフィール】
川鍋 薫 Kawanabe kaoru
1982年神奈川県川崎市出身。東京都大田区在住。
夫と3人の子ども(高校生長男、中学生次男、小学生末っ娘)5人家族+ミニチュアダックス1匹暮らし。
書道との出会いは小学生の時。
両親の勧めで近所の書道教室に通い、字がきれいと褒められる嬉しさを知り
その後の学校生活や社会に出てからも、書道を習っていて良かったと思う場面が多くありました。
夫と結婚して今後の生き方について考えた時、
「子どもにおかえりと言える暮らしをしたい」
「自分の得意なことを活かして働きたい」と思い、自宅で書道教室を開くという夢を持ちます。
そして会社勤めを続けながら、日本教育書道芸術院に通い師範免許を取得。
その後、子育てに専念するため6年半勤めた信用金庫を退職。
10年間専業主婦として家事と3人の子育てに専念する生活を経て
2018年 自宅で香墨(かすみ)書道教室を開塾します。
子どものお友達から口コミが広がり、これまで150人以上の生徒を指導しています。
「ここに来ると落ち着く」「習い事の中でお習字が一番好き」と言ってくれる子も多く、
手ぶらで通えること、お稽古の回数が月一回から選べることも好評で
「通いやすい」「他の習い事が忙しくても続けられる」と最近は中学生・高校生の生徒も増えています。
2022年 「左利きのまま通える書道教室」として日テレZip!で紹介されました。
この先、日常で字を書く機会はますます減り、字をきれいに書く必要はなくなるかもしれません。
ですが、じっくり自分の字と向き合い、
小さな上達を一つ一つ積み重ねる時間を過ごすことは
子どもの自信を育て、将来にわたって
自分の字という宝物を持たせてあげられることだと思っています。
最近では、小学校のサマースクール、書き初め授業の指導、オンライン学童の講師など依頼をいただくことも増え
親子体験教室・硬筆オンラインレッスン・出張教室(武蔵小杉)などイベントも定期的に開催しています。